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「お兄ちゃん、鷹臣くんと飲むといつも寝ちゃうよね。困るけど、楽しいんだろうね。私も鷹臣くん来てくれると嬉しいもん」 クリームチーズに生ハムを飾ったカナッペを俺に渡し、クリームチーズにブルーベリージャムを乗せたカナッペを自分の口に運ぶつぐみちゃん。 「俺も楽しいよ。ひばりは気を使わなくて済むし、つぐみちゃんの飯は美味いし」 渡されたカナッペをひと口で頬張り、ワイングラスに手を伸ばす俺を見て、それはそれは嬉しそうに微笑んだ。 「つぐみちゃん。仕事慣れた?」 「うん、だいぶ慣れたよ。お客さん、良い人ばっかりだし。店長は相変わらず笑顔で毒吐くし、甲斐くんにはお説教されるけどね、色々と面倒みてくれるから」 楽しい。 俺の質問にそう答えたつぐみちゃんは、ヘラッと笑い、顔を崩す。 「そうなんだ」 と、笑顔を返しながら 『色々と』って、なんだろう。と考える。
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