銀ノ王様『始まり』

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   (なんでこんなことに……)   嘆いても自分の失態をなか  ったことには出来ない。   ただ浮かぶのはディルクの  顔、声、そして肌の温もり。   諦めるなんて言葉は浮かば  なかった。一度知ってしまっ  た恋心……  (……貴方が好き……好きな  んだ)   見上げた空に、銀色の月が  輝いていた――           ―― 続。
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