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ワンダフルワールドの世界観とは
元々は一人用オフラインRPGだった
とある高校に入学した生徒が、卒業までに様々な体験をして、大人になっていくというもの
その進行具合やレベル等の、デイリー、ウィークリー、マンスリーランキングを全国のライバル達と競いあっていた
生徒としてだけではなく、先生、保険医、用務員、売店のおばちゃんバージョンが追加されていく
モンスターを自由にハントするタイプのゲームとは異なり、リアルタイムで学校という時間を体験するには、ログインするユーザーが限られてくる
それゆえのオフラインRPGだった
やがて、サラリーマンやキャバ嬢、プロ野球選手などのバージョンも加わり、24時間常に誰かがログインしている程にユーザーが増加した頃、一つのタウンが生まれ、そこで生活している全ての人の人生劇場という概念が作られた
その時のアップデートで、『one human life』というゲームタイトルから『ワンダフルワールド』に変更された
ワンダフルワールドを作ったゲーム会社は、最初からここまでを予定していたのだろう
タウンは、クエストと呼ばれる様になったオフラインモードとは別に、リアルタイムでの時間進行により、他のユーザーとの交流を生み、アバター自慢や、情報交換、何気ない雑談の場として発展していく
参加時間の決められたイベントを、大人数で同時プレイする、といったものが現れたのもこの頃
MORPGからMMORPGへの拡張であった
大きくなっていくタウンは、やがて四国程の大きさの島と、その周辺のいくつかの小さな島々を中心とした世界という認識で、それがワンダフルワールドの全てだった
各地に日本特有の名所に似た地が生まれ、美麗なグラフィックも相まって、世界からのユーザーも増えた
そして…
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