2人が本棚に入れています
本棚に追加
何発もの銃声が、スーパーから響いた。
近所の住人が異変に気づき通報する。
店内の光景は正に地獄絵図。
買い物客9名、従業員6名が店内で射殺されている。
主要武器は散弾銃。
床や壁、食用品などに血や肉片が飛び散っていた。
最も酷いのは、顔面を至近距離で吹き飛ばされた女子高生と従業員2名の遺体。
其処ら中に、ドロッとした赤黒い血、歯や肉片、脳みその断片が飛び散っている。
「これは、ひどいな…」
捜査一課刑事の小磯が、そっと遺体に手を合わせる。
「遺体は、女性が前原希美さん17歳。男性が清水恭也23歳です。2人に接点はありませんねぇ」
同僚刑事の仲井がいう。
小磯は軽く頷いた。
「こっちにもあったぞ!!」
捜査員の神箸が呼ぶ。
トイレで遺体を見つけたらしい。
小磯と仲井はそちらへ向かう。
最初のコメントを投稿しよう!