プロローグ

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「はぁ…」 いつもの朝、でも気分はとても重い。 なぜなら… 「そんなにわかりやすくテンション下げるなよ。俺だっているんだから、不安はないだろ?」 「うん…ありがとう。」 でもねお兄ちゃん。その代償として「緊張」というものが倍になって迫ってくるんだよ。 「羽紗は緊張してるのよね~大丈夫よ~女は度胸って言うでしょ?」 「うん!女は度胸!」 さすがはお母さん、なんでもお見通しだ。 そう、今日は高校の入学式。 私にとっては、最悪の朝。
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