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「私、頑張る。」
声に出して言うと、なんだか力が湧いてくる。
「じゃあ俺、美咲と先に行ってるぞ。俺たちといるといやでも視線集まると思うから。」
「うん、わかった。」
私の兄、真白翼マシロツバサは、私の通う高校の次期生徒会長候補。
私と違って、誰とでも気兼ねなく話すことができて、先生、生徒からの人望も厚い。
妹の私が言うのもなんだけど、とてもかっこいいし、優しいから、女の子からも人気がある…らしいです。
タッタッタッタッ…
「きゃあぁぁあ!羽紗ちゃあぁああぁん!おはよーーーーーー!!」
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