第3話

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オーナーが作ってくれたスイーツを食べると、それはもう言葉で表せない至福を感じることができ、また涙する自分がいた。 桃の甘さに柚子の酸味と風味がプラスされ、パイ生地の中にあるカスタードとも相性抜群。 口に運ぶ度、「美味しい!」「うれしい!」と絶賛すると、オーナーはやっぱり照れくさそうにしていたのだった。 きっと、このしあわせな時間はまだまだ始まったばかり。 また今までにない自分の新しい生活が始まるのかと思えるだけで、心の中はウキウキして仕方なかった。 これからもずっとずっとオーナーの側にいれることを、切に願って。
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