失意の底

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「怖い。――やだ」 じ、っと。 見上げていた視線をそらさずに、私はそう言うと、そのまままっすぐに小走りして自販機の場所まで駆け抜けた やだ、本当に怖い 身震いした私は、自販機前でバクバクいってる心臓を落ち着かせようと息を整える やだ、もう 全部、やだ
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