失意の底

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ごめんね、国ちゃん 家に帰ったらきちんと食べるから。 その日は、無心をつとめた 考えちゃいけない もう、どうにもならないじゃないか ただ、イチさんのあの威圧感と冷たい視線だけは頭から離れなくて 胸焼けしたような痛みは、ずっと消えずに残っていた
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