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だいぶ解れてきて、私の指を根本まで飲み込むようになり。
腹側にあるものを探す。
ある一点に触れた瞬間、へたれていたモノが硬くなり彼の表情が変化した。
まだ直接的な快楽にはならないものの、反応した以上は繰り返していくうちに善い場所となるだろう。今の段階で無理強いは得にならない、何度かその箇所を突いて反応を楽しんだ後に指を引き抜く。
物足りないような、ほっとしたような顔をしていた。
縄をほどいて、些か乱暴に頭を撫でてやる。犬にするように撫でられて髪が乱れても、彼は嬉しそうに笑うのだからどうしようもないマゾヒストと思う。
そして、そんな彼に惚れてしまった私も大概変人なのかもしれない。
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