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彼は、あの首輪を着けて出迎えてくれた……いや、そういう約束だった。私はこれを当然のものとして受け入れなければならない。
彼の服を脱がせた後。
私はあなたを傷つけたいわけではないのだから、辛かったら無理せず言って欲しいと告げて、彼はそれを了承した。
膝を立てて仰向けに寝そべった状態で脚を開かせ、膝を彼自身の手で抑えさせて。
既に期待で体積を増しているものを更に育てるため、私はストッキングを履いて足裏でマッサージをしてやる。
唇を噛み締めて耐えていた。
みるみるうちに育っていく感触が足裏にあり、これ以上ないというところまで達した時点で足を離す。
頬を染め、熱に浮かれた目で欲しがる彼を見ていると、男の大事な部分をもっと踏みつけてやりたくなる……
それを抑え。
銀に鈍く光る例の器具を取り出した。細く、滑らかな金属の棒のセットのうち、最も細いものを。
彼にも知識くらいはあったかもしれない。されど、実行したことはないだろう――ないと信じたい。
これは後ろではなく、前の小さい穴に使うものだと言えば、彼は幾ばくかの恐怖と圧倒的な期待に満ちていた。
潤滑剤をたっぷりとまぶした棒が先端に触れた瞬間、ほんの僅か彼の身体が強張る。それを無視し、そのままじりじりと、後ろにやるのだとしたら焦れったいほどの速度でゆっくりと挿入。
どうしても痛みは生まれるだろう。そもそも後ろとは違い、固形物が通るような場所ではないのだから。
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