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その痛みすらも彼には心地好いらしい。一向に萎える気配はなく、むしろ硬さは増すばかり。
ひいひいと悦の混じる吐息が聞こえ、自分の膝が閉じないよう抑える両の手に力が篭っていた。
ようやく棒全体の半分が沈みこんだ辺りで、一度緩やかに引き抜く。挿入と同じ程度の速度で、本来通るはずのない固形物が粘膜を擦って出ようとする。
粗方姿を表したところで、再び挿入。彼の首がかくりと後ろに落ち、喉が露になった。とはいえ気絶したわけではなく、快楽に夢中なようだ。
棒が入ったままの屹立を撫でてやれば、面白いほどびくびくと反応する。
先程よりは少し早く抜き、挿し、悦を逃がそうとくねる身体の様を嘲笑すれば、彼は実に嬉しそうな顔をして感謝の言葉をいくつも並べる。
棒を摘まみ、くるくると根本から回転させるように掻き回せば、エロティックに彼は踊る。棒だけを螺のように回転させれば、また異なる快感に呻く。
完全に引き抜いて、排泄に似た快楽に喜びの悲鳴を上げた彼の萎えぬそれを軽く叩く。ぴし、とかぱし、とか小さな音が響いて、また彼は喜ぶ。欲を吐き出してしまう前に再度挿入し、彼を叩き起こして、自分で出し入れをさせる。
ただし利き手は使わず、更に完全に引き抜いてはいけないと決めて。
私は彼の胸を舐め、時折甘噛みしては鋭い感覚にびくりと揺れる様子を愛でる。
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