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私は家庭内の不満から、
その怒りとストレスを
小野田真理子にぶつけた。
私は家庭内で不幸せを
感じれば、感じるほど、
小野田真理子を残酷にいじめた。
私の心の中の苦しみ以上の
苦しみを
誰かに味あわせなければ、
私の不安定な心は、
壊れてしまいそうだった。
私はイジメのターゲットを
小野田真理子に決め、
直美と薫と三人でいじめた。
小野田真理子が
ターゲットになった理由は、
真面目で、おとなしくて、
幸せそうだからだ。
私は小野田真理子を
私以上に
不幸せにしてやりたかった。
私は小野田真理子の未来を
メチャクチャに
してやりたかった。
でも私は、
あの子が自殺するとは、
夢にも思っていなかった。
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