恋 綴 ～雛と嘘つき狼

夢電車(雛へ)

もう２度と逢えないと思っていたから。

あたしね、長い夢を見ていたのかな。

長い長い…夢。

神無月君の日記を読んで、神無月君が不思議な夢を見ていたことを知った。

今まで、そんなこと１度も話してくれなかったから。

あたしも…
神無月君に話してないことがある…。

でも…それが何なのか思い出せない。