0人が本棚に入れています
本棚に追加
「暑い...!!」
一人で買い物に向かったが、やはり暑すぎる...
何故まだ夏でも無いのに気温が31℃まで高いのだ...?
「ああもう!!何でタクシー通らないんだよ!!」
歩いてたら通ると思ったが、今日に限って全然通らないため仕方なく歩いていた。
すると学校が見える道路に出た。
「ここ、確か佐由美が通ってる学校だったよな?」
グラウンドにはサッカー部、陸上部などが練習をしていた。
すると学校の校門に見たことがある人影を見た。
「瑠璃子?」
「マスター!」
瑠璃子の驚きは恐らく終が外に出ている事だろう。
「何でマスターが?」
「パソコン買いにそこの電気屋にな」
町の中では一番大きな電気屋だ。
「なら私もお供していいですか?」
「は?」
瑠璃子が返した言葉は意外な言葉だった。
「実は私も、新しいヘッドホンを買いたくて...」
「へえー、音楽好きなのか?」
「えへへ、その通りです」
まあ女子にはよくある趣味だよな。
「別にいいよ、着いてきても」
「ありがとうございます!」
こいつも俺のことをマスターと呼ぶことを慣れてきたな。
「それでは行きましょう」
「おう」
俺と瑠璃子は一緒に電気屋に向かった。
「終さん?」
しばらくして佐由美が校門に現れた時には終さんが歩いていた。
と言うか終さんが外に出てる。
「あれ?瑠璃子?」
よく見たらもう一人の背後の姿は瑠璃子だった。
「あの二人ってどういう関係?」
まず終さんが外に出て愛依さん以外の女の子と歩く時点でA級珍景なのに年下の、しかも従兄弟の友達と歩いてるとなるとS級クラスだ。
さらに付き合ってる関係だったら従兄弟として恥ずかしい。
最初のコメントを投稿しよう!