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「気持ち良かったあ♪」
「.....」
なんか気分悪いな。
「大体、そんなことで気なのか?」
一々俺の文句を言いにあの大忙しの社長が来るわけがないと終が思った。
「ねえ終、私にも悪いことはあると思うの...」
「...?」
俺は言葉の意味が分からなかった。
「だから、もう一度...!!」
「おはようございます、ご主人!」
そこに愛依が入って来た。
「お、おい...その格好...!!」
愛依はいつものメイド服とは種類が異なる白基調のメイド服に猫耳、猫の尻尾なども着けていた。
「いつもの服ではご主人が見飽きると思いまして、猫耳攻めに挑戦しました♪」
と言うかメイド服は変わらないのだな。
「どうですご主人?似合ってますか?」
「...似合ってる」
猫耳には人一倍うるさい俺だが、愛依は文句なしに似合っていた。
「ふふ、ありがとうごさいます♪」
すると母さんは「イラッ」という効果音をあげていた。
「こんな母親がいる前に舌の鼻伸ばすな!」
「う、うるせええ!」
また破壊叫が襲いかかる。
「本当に考えが下道だね!?」
「だから勘違いだ!」
確かに少し思ってしまったがそれは猫耳攻めに敵う者なんていないからだ。
「お母様、悔しいのですか?」
「は?」
「ご主人を取られたことがそんなに悔しいのですか?」
母さんはかなり頭に来ていた。
「お、おい愛依、やめろよ!」
それは洒落にならない、いくら愛依でも伝説のスケバンを相手に出来るわけない。
「へえ、上等、さっさと表でろ」
明らかにスケバンモードに入ってる母さん。
「いいえ、女たるもの料理で勝負です!!」
「は?」
母さんは追い込まれていた。
何故ならしばらく料理を作って無かったからだ。
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