2話 揺るぎ続ける日常

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佐由美は「二人は何をしてるのだろう?」と思っていた。 でも私なんて所詮B級料理しか作れないのだからやったって意味がないと思うが.... いやB級ではなくアルティメット級の料理を作ってる二人がいるから私も作らないと駄目なんだろう... 「いいからその絵の具をよこせ!」 「やだ!離して!あ...!!」 絵の具の取り合いの末、ガルシアが鍋に当たって、隣の愛依のフライパンにうまい棒スープがかかる。 「ああああ!」 愛依が絶叫する。 そして一度に残り時間を確かめたが、のこり10分 もう新しい物を作ってる暇はない... 「何とか誤魔化そう...」 愛依は調味料を探した、だが... 「全部絵の具だ...」 愛依は佐由美の方を見た。 「「なんちゃって...!!」」 佐由美は不気味な笑みを背後で浮かべていた。 「「調味料を全部絵の具に偽造いたですって!?」」 最早料理対決が成り立っていない。 「「ごめんね愛依さん、ちょっと最近終さんは瑠璃子と仲良すぎだから、離すために勝たせてもらうよ...!!」」 本当に終さんは瑠璃子と仲が良すぎるのだ、だから瑠璃子に私の必要性を確かめるために終さんを使わせてもらうよ...!! その結果 終が試食した四品中三品がリバースした。 「...気持ち悪い」 まずガルシアの料理はとにかく油っぽかった。 うまい棒の油性分が多すぎてとても飲めるものは無かった。 愛依の料理もほぼガルシアの料理だ、俺と会社に謝ってほしい。 「お前ら本当にやる気ある?」 それしか言えなかった。 「いやだって、私元々料理とかできないし」 その前にお前はうまい棒の使い方を根本的に間違えてたろ? 「いいか?食材はお遊びに使うものではないぞ?」 「「真面目だ」」 「「ニートのクセに真面目だ」」 「「好き嫌い多いクセに真面目だ」」 「「なんか腹立つ」」 四人とも敵視がすごい。
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