2話 揺るぎ続ける日常

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私の名前は片村愛依 政府の憲章者 いや、 私はご主人の、 神代終の憲章者だ。 あの人の為ならなんでもする。 あの人は私の恩人だからだ。 あの人の君主君名は誰にも負けない。 「やあ、愛依ちゃん」 「.....」 しかし私のご主人への君主君名への気持ちを邪魔する者がいた。 「どうしたの?機嫌が悪いの?」 今日は防衛省で仕事があるために外へ出ていた。 今回で防衛省に来るのは三回目 どれもブレイブブレインの事件の始末だ。 しかしこの防衛省の職員がいつも私に話をかけてくるのだ。 青倉海翔 24歳 防衛省の中では一番モテてるらしい。 「全く、愛依ちゃんは可愛いねー」 「ちょ、ちょっとバカにしないでください...!!」 やはり照れてしまった。 この手の言葉にはやっぱり弱い。 「写真取っていい?」 「やめてください!」 本当に今は駄目だ、今私は自分でも恥ずかしいほど顔が赤いからだ。 「もったいないなー、そんな素晴らしい美貌があるというのに何故憲章者なんてやってるのです?」 「す、素晴らしいって...!!」 美貌なんてあるわけ無いでしょバカバカバカ! もう会話もまともに出来ないほど意識が言うことをきかなかった。 「何ですか!?いつもいつも話かけてきて何が目的ですか!?」 私は前回から感に触っていた。 「目的なんて無いですよ、ただ本当に可愛いと思っているだけです、本当のことを言ったら何か問題でも?」 「そうやっていつも女を騙してるのでしょ!?」 「そんなの名誉毀損ですよ、僕はあなたしか見ていないのですから」 「な、何言ってるのバカバカバカ!」
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