2話 揺るぎ続ける日常

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「でも愛依さんはすごいですね」 「何がです?」 「そんな女性の体でブレイブブレインのギャンソンマシフを倒したのでしょ?」 「そ、それは...!!」 それは触れてほしく無いことだ。 「すごいではないですか、それに可愛いですしね」 「や、やめてください...!!」 また照れてしまった。 それよりご主人どうしてるかな...? 神代家 「お前いい加減にしろよ!?」 「私は大真面目さ!」 いきなり喧嘩をする終とガルシア。 「終がカップラーメン食べてるから隠し味に入れただけですけど!」 隠し味って、キャラメルソースとマムシソースのことか!? ガルシアはこの二つのソースを俺のカップラーメンに入れていた。 「見ろよこの色!お前のせいで危険物になってしまったろ!?もう免許取らないと取り扱いも出来ないよ!!」 「何が危険物だああ!」 股を蹴られた。 「おぼ...お前、手加減しろよ...!!」 あまりの衝動で地面に膝をつく。 「さあ食えよ、食材は責任もって食べるのだろ?」 「俺は食材で遊ぶなといったのだ、お前が悪いんだろう...!!」 理不尽だ、自分からやっていて何で俺に押し付けるのだよ...!! だが終はガルシアに反撃する力は元から兼ね備えていなかった。 「早く食べろよ、ああそうだ、こうやって食べさせて欲しいのかな?」 「な...!!」 するとガルシアは膝まずく俺に、口に無理矢理麺を押し付けた。 「お、おえええ!」 勿論リバース ガルシアも腰を下ろして酷く嘲笑していた。 「どう?美味しいでしょ?」 「酷い味だ...」 次の瞬間、ガルシアが膝まずく俺の腹部にパンチを放った。
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