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「お前も早く立ち去れ」
「な、なんだよ、邪魔...」
「聞こえなかったか?失せろと言ったはずだぞ?」
「ひ...!!」
ご主人がそう言った後、海翔は何処かへ逃げていった。
「...大丈夫かよ?」
「はい、問題ありません」
しかし愛依はムスっとしていた。
「分かったんです、所詮私達はご主人と使用人の関係だって...」
そう、所詮私は使用人、私は何を望んでいたのだろう...
「それは違う」
「え?」
「確かに俺とお前はご主人と使用人の関係だ、だけど、俺にとってお前は大切な人だと言うことを変わらない」
「ご主人...」
大切な、人か...
「だから、お前が他の誰かと付き合うことは許さない」
「はい、私はご主人の憲章者ですから!」
愛依は笑顔を浮かべて、そう言った。
「さあ帰るぞ、ガルシアのせいでまともに夕食食えなかったからな」
「はい、急いで仕度をしますね!」
俺達は笑みを浮かべて、家に帰った。
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