2話 揺るぎ続ける日常

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学校 それは学問を学ぶ場所 そして友達を作る場所 だがそんな常識は一人の男の前では通じない。 「なんだよこれ...」 制服姿になった終さん。 「似合ってますから心配しないでくださいよ」 まだ学校に行く前の登校中だというのに、愚痴が激しい。 「せっかく入学許可もらったんですから愚痴ばかり言わないでくださいよ」 こっちまでイライラしてしまう。 「いいから早く行きますよ!」 「ちょ、ちょっと待てよ...!!」 どうやら暑さで体力の枯渇が早いらしい。 私が通ってる学校は私立校だ。 私の他に瑠璃子も通っている。 「きつい...」 「もう着きましたから安心してください」 どうやらもう着いたらしい。 「学校か...」 懐かしいものだ、俺は中卒だからな 「やっとですよ...」 「何がだよ?」 「あ、いえなにも...」 やっと私の出番が来たのです、ガルシアは長編ででていたし、愛依さんは相変わらず安定して出てるし、と言うか瑠璃子の方が出てるよね? 意味の分からないことを思う佐由美だった。 二人は学校の玄関で別れた。 終は職員室に、佐由美はそのまま教室に向かった。 「コンコン」 職員室のドアをノックする音だ。 「どうぞ」 「失礼します」 俺は職員室に入った。 「あなたが文部省からの監視人?」 「はい」 俺は、文部省の要望でこの学校のデータを取る目的で来たという設定になっている。 「よろしく、今日から一週間担任になる彌生佐渡子...」 「あ」 俺が目にしたのは、中学生の時の担任だった。 「彌生先生、あなた中学の先生では?」 「高校の先生の資格も持ってたの、だから別にここに居てもおかしく無いでしょ」 「なるほど、何か問題を起こしたから教育委員会に飛ばされたのですね」 「相変わらずひねくねてるね」 彌生先生はため息をつく。 彌生佐渡子先生 28歳 俺が中学生の時の担任だった人だ。 髪型は相変わらずポニーテールだ。 その外観からまだまだ若い先生だと言うことがわかる。 「あんたがまた学校に来るなんてね」 「まあ、一週間だけですけど」
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