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「元政治家に?それって政治家がブレイブブレインと暗躍していたってこと?」
「ああ、しかしこれは超国家機密、こう言う暗号として防衛大臣は伝えたかったのだろう」
しかし誰がブラックリスト(影で暗躍した者)なんだ?
「まあ取り合えず、ブレイブブレインの幹部情報だか...」
「なんだ?」
「まあギャンソンマシフは全身骨折という重症、ガンスナイパーは今日から刑務所要り、五衛門とトト&カルチョは変わった様子は無いらしい」
怪盗軍団、そうはいっても無断で核兵器を持ち歩き、自衛隊と攻防戦を繰り広げた奴等だ。
さらに防衛省を催眠をかけた自衛隊員を利用して相討ちを狙った。
どっちかというともう怪盗軍団と言うよりテロ組織だ。
「愛依さん、ギャンソンマシフを殺ったのは愛依さんでしょ?」
「そうですよ、ご主人に縄をほどかれるまで彼奴には何度かセクハラ行為をされたのでその鬱憤の分まで♪」
「あ、そうなんだ...」
ジェームス確実に引いてるよ...!?
「お前そんな笑顔で言ってるけど全身骨折まで追い込んだんだろ?」
「うーん、確かに三部屋分ぶっ飛ばしたような...」
「明らかにやりすぎた!」
力んだなこいつ...
片村愛依(かたむらあいな)
俺と同じ日本政府の憲章者、国家試験を受けて憲章者になったがその前は誰も止めれなかった残虐非道の極悪人、気に入らない奴はとにかく殴る、性格も比例して悪い、そんなどうしようもないやつだった。
「つい昔の癖が出てしまいまして...」
「そんなこともあったもんだな...」
恐らく昔の愛依は俺の母さんより少し及ばないくらいだろう。
パンチの威力も本気を出せばギャンソンマシフみたいに部屋を破るだろうな。
「もうご主人たら罪ですねー、あの時私を助けてくれたのはご主人じゃないですかー?」
「そうだっけ?」
「そうですよ!私がヤクザのグループに一人で戦っていたら取り押さえられて、そこにご主人が現れたではないですかー?」
「あー、あれが初めての出会いだっけ?」
「そうですよー、ご主人のお陰で、こうやって礼儀も出来るスーパガールまで成長しましたから!」
確かに、ここ数年で愛依の性格は変わった。
あの残虐非道の性格からいつも敬語でおしとやかな感じになったし、しかも家事が出来るというスキルがあったことにはびっくりした。
着いてこさせた俺はこうしてほぼご主人と使用人の関係になった訳だ。
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