2話 揺るぎ続ける日常

34/45
前へ
/45ページ
次へ
二日目 放課後 終は家に帰ろうとした。すると 「ん?」 彌生先生がもう一人の先生のこっぴどく怒られていた。 「どうするのです!?和紙を間違って大量に買ってしまって!?」 「す、すいません、すぐ返品するので!」 どうやら間違って和紙を大量に買ってしまったらしい。 しかもよく見るとピンク、レッド、ホワイト、グリーンの4色しかない。 「頼みますよ!?もうこの用なミスはしないでください!!」 「はい...」 そこで彌生先生に対する説教は終わった。 説教をした先生が立ち去った所を見て、俺は彌生先生の方へ向かった。 「...大丈夫ですか?」 「あら、珍しいわね、中学の君なら喜んでいたことでは?」 「それは忘れてください」 確かに中学の俺は腐っていた。 先生がこんな目にあっても励ましたりしないだろう。 「あーあ、恥ずかしいところ見られちゃったなー....」 「すいませんね、タイミングが悪くて」 「と言うかまだ学校に居たのね、ボード作りには顔を出してなかったのに」 「俺の目的をお忘れですか?」 俺は文部省の監視役として来てることになってる、だから別に来なくても間違っている訳ではない。 「それでは、俺はこの辺で...」 「ああ...」 しかしその言葉を最後に、先生は廊下に深を委ねた。 「せ、先生...!!」 「ストレス性の病気ですね」 病院のベットで意識を取り戻して寝ている。 先生の横に着いてるのはさっき説教をしていた先生と、何故か第一発見者の俺までもが着いてこさせられた。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加