2話 揺るぎ続ける日常

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「...口はやめておきましたから」 これをやってる瑠璃子も恥ずかしがっている。 「なんで俺なんかに...?」 「き、聞かないでください!」 「彌生先生か?」 「それもあります」 やっぱりな、あの先生は昔から余計なお世話が過ぎていた。 「でも、私の意思もあります...」 「.....」 流石にその言葉は察しがついたため、俺は瑠璃子の為に黙った。 「じゃ、じゃあ俺は帰るから...」 「はい...」 俺は空気が気まずくなったので、学校から退散することにした。 「瑠璃子」 「はい?」 俺は一度止まって振り向き、こう言った。 「暇だったら、また会いに来ていいぞ」 「分かりました!」 瑠璃子は最後に笑った。 そして俺は校門を抜けて、一週間の学校生活が終わったのであった。 ──────
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