0人が本棚に入れています
本棚に追加
「このパソコンがデータをブレイクしてるなら、パソコンごとブレイクして無かったことにするまでです!」
「おい、ちょっと待て!!」
しかし言葉すでに届かず。
愛依は大きく足を上げて、踵落としで液晶画面を見るも無惨な形に破壊した。
「お、俺のパソコンが...!!」
俺は涙を堪えるのに必死だった。
「画面壊したって、データはハードディスクに入ってるのだ...!!」
俺は怒りを堪えて、愛依はなんの罪もない液晶画面を壊したことを伝える。
「それではこのハードディスクも...」
「お、おい!お前まさか!?」
それは洒落にならない、ディスプレイはパソコンの脳に値する場所だ。
「どうせデータが破壊されるなら、政府の憲章者なら政府に恥を晒すことはしないで差し上げるだけですよ!」
「政府のプライドで一般市民のライフラインを破壊するな!」
しかしまた言葉すでに届かず。
両手でハードディスクを持ち上げて、頭突きでハードディスクを破壊させた。
「あ...俺のライフラインが...!!」
もう涙も堪えきれなかった。
「いたたた...ハードディスクって意外と固いのですね、頭クラクラします」
「....そのままお前の脳をブレイクしてやろうか...!?」
ハードディスクを頭突きで破壊する時点でもうブレイクしてると思うがな!
「ご主人、まさか...」
やっと自分の過ちに気付き謝罪をする気になったのか?
愛依は床に項垂れた俺の視線に合わせて膝をついた。
「液晶画面壊した時に、もしかしてスカートの中見ました?」
「見てねえよ!」
確かに踵落としを放つために大きく股を開いてたが、俺は殺されていくパソコン達を見届けるのに必死だったのだ。
「いやんご主人、結構メイド服は無防備何ですからどさくさに紛れて見ないでくださいよ?」
「やはり貴様の脳はブレイクしてたようだな!」
何で解決法が破壊しか無いんだよ!
最初のコメントを投稿しよう!