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ジン「長谷川が話した内容は、以下の通りだ。」
地下鉄・旧初台駅をねぐらにしていた仲間のホームレスが次々と行方不明になっている。
その中に、長谷川と一番仲の良かった源さんという60代の男が含まれている。
ジン「そして長谷川は一気に喋ったあと、二人に頭を下げる。」
長谷川「た、頼む中島の旦那!!源さんを、仲間達を見つけて助けてくれ!!」
一貴「・・・・長谷川さんよぉ、それは『探偵中島一貴への依頼』か?それとも『友人への頼み』か?」
ジン「長谷川は一瞬考え、何かに気付いたようにハッとした表情になる。」
長谷川「へ、へっ・・・中島の旦那は最高だぜ。俺は頼りになる友人への頼みのつもりだ。俺はこんな落ちぶれた身だから報酬なんてもんは払えねえ・・・それでも仲間を助けてくれる気があるから、依頼か頼みかなんて訊いたんだろ?」
一貴「流石長谷川さん、察しがいいな。この件には全力で対処させてもらう。長谷川さんは、ここで留守番しててくれ。ここにいたら、長谷川さんまで行方不明になることはない。有香君、早速旧初台駅に行くぞ。」
有香「あ、は~い!あ、長谷川さん。冷蔵庫に、二日目のカレーとか冷えたお茶あるし、炊飯器にご飯もあるから、好きに食べていいよ!でも、食べた後の食器洗いぐらいはしててよね!」
ジン「そう言って二人は事務所から出ていく。長谷川は、二人の優しさに少しの間泣いていた。さて、じゃあ二人の持ち物を教えてくれ。」
神我「一貴の持ち物はこれです」
中島一貴
・針金(ピッキング用)
・スマホ
・財布
・携帯食料
・身分証明書
ジン「意外とまともだな。次は有香だ」
アイ「有香の持ち物はこれだよ♪」
川上有香
・スマホ
・財布
・イヤホン
・充電器
ジン「お前ら、キャラクターはぶっ飛んでるのに持ち物はまともだな。」
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