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もしも時間がもどるなら
二人が笑顔でいられたあの日に
あなたから「別れよう」の
一言を聞いた瞬間
自然と涙が溢れてきた
困らせたくないのに
どうしても止まらないの
こんな日が来ることは
わかっていたはずなのに
目をそらしては笑顔を作ってる
私はあなたとは違う
綺麗な言葉を並べられるほど
まだ大人じゃない
本当は聞きたいことがたくさんあったの
一緒にいられて幸せでしたか?
あたしはわがままでしたか?
あたしが作ったご飯はおいしかったですか?
あなたとあたしの間に本当の好きはありましたか?
ねえ お願いだから今はまだ
それ以上 知らない人にならないで
もしもあなたと出会わなければ
こんな苦しい終わりはなかった
流し続けた涙とは違う
そこにあったかもしれない
温かい時間を思う
でもあなたにもらったモノって
きっと悲しみだけじゃない
当たり前の日々に隠れていた
たくさんの優しさや思いやり
それってきっと愛情
子供のあたしでもわかったよ?
今だから言える事だってたくさんある
もう少しゆっくり歩いて欲しかった
甘いものはそんなに好きじゃない
悪いと思ってないなら謝らないで
あたしとあなたは全然似てないね
それでも唇が震えるのは
あなたといた時間が
特別なものだったから
あたしの思考は止まってたのに
時間は確かに明日に向かって進んでいて
こんなにこんなに好きなのに
もうそれだけじゃいられない
最後はあたしが言わなきゃだめだよね?
二人が一緒に過ごした時間は
人生の中では少しの間で
いつか別の幸せを見つけて
思い出に溶けていくのかもしれないけど
確かにあなたはあたしの全てで
かけがえない人でした
あたしからの「ありがとう」を伝えた瞬間
初めて見るあなたの涙に
聞けなかった事の答えを知った
あなたの手に自分の手を重ねる
この温もりを忘れないように
本当の好きはあったんだね
ならあと過ごしだけこのままで…
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