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「あ、一年生なんだけど、黒那さんも?」
「そうそう。だから、光でいいよ。」
「じゃあ、ひ、光ちゃん!!私のことも名前でよんでほしいな。」
「もちろん!えっと・・みぞれ!ところでさあ、なんで私が転校生ってわかったの?」
ぶつかった時みぞれは私がすぐに転校生ってわかった。
見ない顔だったとしても、ほかの学年って可能性があるのに・・・。
「リボンがなかったからだよっ!リボンはクラスによって色が違うの。クラスは能力の高い順になっているから、理事長直々に判断するの。」
みぞれの話を聞くと、クラスは3クラスあるらしい
一番優秀なクラス、ルナ。リボンの色は赤。
次に優秀なクラス、ステラ。リボンの色は黄色。
最後のクラスは、ベント。リボンの色は青色。
みぞれは青だからベントね。
「ここが理事長室だよ。」
ノックをして入っていった。
「やっと来たわね。さあ入って。花木さんに連れてきてもらったの?花木さんもいらっしゃい。」
みぞれはぺこっとお辞儀して中に入った。
私も一緒に中に入った。
理事長は優しいおばあちゃんって感じだった。隣にはサナさんが立っていた
「この学園はね、ある能力を持った人たちの集まる学園よ。能力の種類は大体決まってるわ。
刀や剣など刃物を使って戦う、ナイト。
爆弾や鉄砲を使って戦う、リフル。
弓矢を主に使って戦うのがアーチャー。
そして、武道など武器を使わず戦う、ソールド。
こんな感じね。あなたは何なのかしら。とりあえず見せてくれる?」
私は手を合わせて力を込めた。
手から光を放ちながら刀を出した。
「あなたはナイトなのね。あなたのその刀・・・。とても強い魔力ね。それを使いこなせているなんて・・・。あなたはルナね。ルナに行きなさい。」
理事長は引き出しの中から赤色のリボンを取り出そうとしていた。
「理事長。私は確かに、この刀をうまく使えるつもりです。でも、この魔力のことについたのはつい最近です。私はベントに行くべきです。」
「あら、そう?ルナって言ったらみんな喜んでいくのに珍しいわねえ」
そういって理事長は赤のリボンをしまい、青色のリボンを取り出した。
「はい。わからないことがあったら、花木さんに聞きなさい。」
みぞれを見ると満面の笑みでこちらを見ていた。
「では失礼します」
私はみぞれと一緒にクラスへ向かった
「黒那光・・・。面白い子が入って来たわね。サナ。」
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