第1章

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「あ、一年生なんだけど、黒那さんも?」 「そうそう。だから、光でいいよ。」 「じゃあ、ひ、光ちゃん!!私のことも名前でよんでほしいな。」 「もちろん!えっと・・みぞれ!ところでさあ、なんで私が転校生ってわかったの?」 ぶつかった時みぞれは私がすぐに転校生ってわかった。 見ない顔だったとしても、ほかの学年って可能性があるのに・・・。 「リボンがなかったからだよっ!リボンはクラスによって色が違うの。クラスは能力の高い順になっているから、理事長直々に判断するの。」 みぞれの話を聞くと、クラスは3クラスあるらしい 一番優秀なクラス、ルナ。リボンの色は赤。 次に優秀なクラス、ステラ。リボンの色は黄色。 最後のクラスは、ベント。リボンの色は青色。 みぞれは青だからベントね。 「ここが理事長室だよ。」 ノックをして入っていった。 「やっと来たわね。さあ入って。花木さんに連れてきてもらったの?花木さんもいらっしゃい。」 みぞれはぺこっとお辞儀して中に入った。 私も一緒に中に入った。 理事長は優しいおばあちゃんって感じだった。隣にはサナさんが立っていた 「この学園はね、ある能力を持った人たちの集まる学園よ。能力の種類は大体決まってるわ。 刀や剣など刃物を使って戦う、ナイト。 爆弾や鉄砲を使って戦う、リフル。 弓矢を主に使って戦うのがアーチャー。 そして、武道など武器を使わず戦う、ソールド。 こんな感じね。あなたは何なのかしら。とりあえず見せてくれる?」 私は手を合わせて力を込めた。 手から光を放ちながら刀を出した。 「あなたはナイトなのね。あなたのその刀・・・。とても強い魔力ね。それを使いこなせているなんて・・・。あなたはルナね。ルナに行きなさい。」 理事長は引き出しの中から赤色のリボンを取り出そうとしていた。 「理事長。私は確かに、この刀をうまく使えるつもりです。でも、この魔力のことについたのはつい最近です。私はベントに行くべきです。」 「あら、そう?ルナって言ったらみんな喜んでいくのに珍しいわねえ」 そういって理事長は赤のリボンをしまい、青色のリボンを取り出した。 「はい。わからないことがあったら、花木さんに聞きなさい。」 みぞれを見ると満面の笑みでこちらを見ていた。 「では失礼します」 私はみぞれと一緒にクラスへ向かった 「黒那光・・・。面白い子が入って来たわね。サナ。」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!