最初で最後の花火

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ー現在ー 直「…っと言うわけで、花火大会の間に準備してたんだよ」 真「俺にも教えてくれればよかったのに…」 直「ごめんごめん」 真「にしても、きれいやな…小さいけど」 直「そこは大目に見て!!」 真「初めての花火嬉しい?」 末「(コクン)」 直「それなら、よかった!!」 末「(ありがとう)」 直「えっ?どういう…」 末「(( ^∀^))」 真「ありがとうやって」 直「ああ…。どういたしまして!!」 末「(手話)」 真「…ッ!!」 直「次の意味はなんて…?真司郎…ッ」 真「…」 直「(?)それにしても、きれいだよね」 末「(コクン)」 俺はこの日の花火を忘れることは無いだろう…絶対に… 数十分後、にっしーと宇野ちゃんが帰って来た… 西「どうだった?」 末「(すごいよかった!!)」 宇「喜んでもらえるとこっちまで嬉しい!!」 直「本当にきれいだったよ!!」 宇「真司郎は?」 真「きれいやったで!!小さかったけどな」 西「そこは別にいいだろ!」 末「((*^▽^*))」 真「…」 直「(?)」 手話が苦手な俺は、「ありがとう」の後の意味がわからなかった… まさか、「最後に見れてよかった」と言っていったとは… そして、俺は秀太の余命や今の状態について知るのはその日から四日後の事だった…
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