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ソラちゃんは笑顔が良く似合う。
寧ろ、笑っていない方が少ない。いつも明るいんだよな。
「そっか。それもそうだな」
「うん」
笑顔で頷き。楽しそうに細めた目を前に向けた。
前には俺らの伸びた影があった。
その影を見ながら再び彼女は鼻歌を歌いだした。だけど、歌ってる曲はさっきと違った。
「それ、なんの曲?」
そう聞くと、ちゃんと歌詞を付けて歌ってくれた。だけど、やっぱり知らなかった。
首を傾げた俺に「本当に知らないの?今流行ってるのよ」とクリクリとした目で見つめてくる。
「あ~あんまり流行りとか興味ないから」
あんまりどころか、全然興味がない。良いなぁって思う曲が好きだし、流行っているからと云う理由で好きになったりはしない。
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