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「……どうしたの？……聖母みたいな……表情して……？」
「どんだけ慈しみ深い顔してたんだろ、私。まあ、雫って相変わらず人気なんだなって思っただけだよ」
「……そうかな？」
背中辺りまで伸びた白く透き通った髪に、あどけさの残る、くりっとした目に小さな瞳や鼻。
羨ましい限りです。私なんて、かわいらしいところないのに、雫は一挙一動が萌えを発生させます。
「……ま、そんな話はさておき……分かったよ、その子のこと……」
「おー！どんな人どんな人？」
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