73人が本棚に入れています
本棚に追加
「……あーその、秋。お前の気持ちは嬉しいんだが、俺には心に決めた人がいるからお前の気持ちには……」
「どうしてそっちに考えがいくの!?」
「え、そういうことじゃ……」
「違う違う!私、優馬くん全然タイプじゃないもん!」
「ザックリ傷ついた。で、わざわざこんなとこに連れて来てどした?」
「……どうして言わなかったのさ」
「え、何が?」
静かに、それでも聞こえる声で言い直した。
「可名くんと友達ってこと、どうして言わなかったのさ!私、ずっと彼を探してたんだよ!」
「いや、そんな事言われても……って探してた?」
「……あ」
最初のコメントを投稿しよう!