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日が沈みかけ赤い夕日差していた頃 歩き疲れと電波が圏外という絶望の状況化に落としいられ 苔が生えてる木に寄りかかった。
湿っぽい
はぁ マジかよ 本当ここ何処だよ…… しかし腹も減ったなぁ 恋しい御家に帰りたいぜ 全く
あいつの夕飯も作らないといけないし 余計にウザくなりそうだから 早く帰らないとな全く困ったもんだ。
あいつの事を考えたら 多分露骨に怠い表情になっていただろう。 つらい溜め息を吐き出し いざ行こうとその時
「動くな さもなくば貴様の喉笛をかっ切る」
耳元に囁く女の子声と 喉元にぎらつくナイフ
………………へぇ凄い物騒なものを持ち歩いているんだね最近若い女の子は あっという間にお天道様だな はははは…………
マジで?
「動くなと言っているだろ そんなに早く逝きたいのか?」
「すっ すみません……」
抵抗すらありません いや本当ですから!!
「貴様 見慣れない服装をしているな…… 何者だ」
え!? 何者て言われましても ただの平凡の中の平凡 彼女歴ZERO の男子高校生 長谷川さんというマダオですけど? なにか?
てっ 言えねぇ……
「ほぅ 何口もしないか……なら」
「学生の太一です!! 長谷川太一です!」
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