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「あのぉ……質問いいですかね」
「なんだお前さん? そんな苦笑いをして質問とはなんじゃ? 」
腐り漂う馬車連行された僕は 他に捕まった人達もいて不謹慎だが 少し安心した。一人は心ぼそいしな
丁度 向かえ合わせの 痩せこけたじいさんと目が合い 今に至る
「今向かっている場所って保育所みたいなとこですかね?」
「何呑気な!? たくっ……最近の若人は」
頭を抱えるじいさんよ ゆとり世代でも冗談は通用しないぜ
ゆとりを嘗めるなよ
「奴隷市場? ある訳内だろそんなファンタスティックみたな事業 この国は存在しない」
「世間を知らない若人か…いや 世を知らないほうが楽かも知れんな」
悟ってるかのように喋るじいさん。まぁ分かるよ 長年者は経験豊富だし 参考にするよ孟子さんとか
だが世間体がずれてるのはあんたのほうだ
「まぁ お前さんは酷い仕打ちはされんよ まだ若い それに比べワシはもう長くは無い。 公開処刑されるのがオチじゃわ」
そう現実にかけ離れた事を呟き踞る。
………頭がイッテルのは俺のほうか?
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