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「え・・?」
思わず、真横を見上げてしまう。
そっぽを向いて、こっちを見ようとしないけど、
首まで赤くなってるのは、わかる。
わっ・・。
もしかして照れてる?
あのヘンクツ王子が・・?
・・ちょっと・・かわいい・・かも・・。
思わずプッっと吹き出しそうになって、
口元を手で抑えた。
「なんだよ・・」
赤い顔をしたままで、
ちらりとこっちを見たとき、、
子どものように拗ねた顔が見えて、
その拗ねた顔に、
年甲斐もなくドキンとときめいてしまった。
切れ長の目が、
ちょっぴり細められて、
不機嫌な表情を作り出そうとしてるのに、
ちっとも怖くない・・。
それに、
顔立ちだけは、ホントに、キレイ・・。
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