MISSION 2-(2)

18/36
前へ
/36ページ
次へ
でも、 やっぱり後藤類を誘うって時点で、 この人とセックスするってシチュエーションを思い浮かべなきゃいけないわけで・・。 セックスだけじゃない。 後藤類との子どもを想像して・・・。 後藤類との子ども。 たしかに、顔立ちはキレイかもしれない。 でも・・・。 もう一度、チラリと横を伺う。 やっぱり 私には、ムリだわ・・。 「ごめんなさい。なんでもない」 私は首を大きく横に振って、 頭の中に浮かんだ雑念を振り払った。 ムリムリ。 絶対ムリ。 「なんなんだよ。言いかけて・・」 納得いかないように、ギロリとこっちを睨む。 「・・・・」 だって。 やっぱり 好きでもない男の人との子供なんて考えられない・・。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

722人が本棚に入れています
本棚に追加