MISSION 2-(2)

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「あれだな。 あんまり飲みに行かないし、 飲んでも、ちゃんと酔ったことないからわかんねー・・」 後藤類は、独り言のように私の質問の答えを言う。 誘う気もなくなったので、もういいのだけど・・ ただの興味として、聞いておくのもいいかもしれない。 それに、もし少しだけでも好きな所を見つけることができたら・・。 「飲みに行ったりあんまりしないんだ?」 「あぁ。金かかるし、面倒だし」 へー。貧乏学生ね・・。 見た目は派手なのに、地味な生活してそう・・。 「ふーん」 適当に相槌をうつ。 「・・おごりなら付き合ってやってもいいぞ。」 「は?」 今度は私が、眉間にシワを寄せる番だ。 後藤類の表情はいたって真面目で。 冗談を言ってるようには見えない。
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