MISSION 2-(2)

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「え・・?それだけ・・?」 予想外の返答に、目を丸くしてしまった。 もう少し、私に対して何か思うことがあっての行動かと思った・・。 「悪いかよ。腹減ってたんだよ」 どうして、私の周りには こう自己中な男ばっかりなんだろう・・。 フゥっとため息をついて、 後藤類の腕をゆっくり払おうとした時 「だけど、それだけじゃなくて・・」 さっきよりも、歯切れ悪く話始めた。 「え・・?」 「俺と同じなんだろうなって思った」 「お、同じって・・?」 「この場所に、逃げてきてんの」 「・・・・・。」 逃げてきてる・・? そっか。 辛いことがあったときや、悲しいことがあったとき、 一人になりたくて来る。 ここで、時間を過ごすと、落ち着く。 それは逃げること・・?
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