MISSION 2-(2)

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思いっきり腑に落ちないことだったけど、 今は考え事しているヒマはない・・。 「次の方どうぞ」 何事もなかったように仕事に戻った。 そして、5時半。 私の仕事は終わったのだけど、 自分のデスクに座って、 さっきのメモ用紙を睨んでいた。 行かなきゃいけないわけ? こんな一方的な呼び出しに、 しかも、思いっきり不機嫌そうな男の呼び出しに、 従う義理なんてないよね・・。 こないだの場所というのは、 あのベンチであることは間違いないだろうけど・・。 行くべきか、行かないべきか。 仕事が長引いてくれたなら、 行かない言い訳になったのだろうけど、 今日に限って、残業なし。 「高原、まだ帰んないの?」 突然、後ろから聞こえてきた声にびくんと肩を揺らした。
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