MISSION 2-(3)

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「あ。俺、それ食えねー」 「は?」 メニューを見ながら、「これは?」と聞くたびに、 言われる。 食べ物の好き嫌い多すぎじゃない? ルイくんがどこでもいいって言ったから、 私たちは、駅から歩いて数分の和風の創作居酒屋に入った。 女の子に割と人気で、 カウンターもあるし、 小さい個室も充実。 私たちは、4人用の小さな個室に通された。 向かい合って座ってることに かなり違和感を感じる。 あのベンチでは長いこと隣り合っていたけど、 顔を見ることにも、見られることにも慣れてない・・。 改めて私の顔を見たら、 やっぱりやめとこうって思われるかもしれない。 まぁ。それならそれで、いいのだけれど・・。 別に嫌われても痛くも痒くもない相手なら、 私も特に気を使う必要もない。
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