MISSION 3 (3)

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どれくらいの時間だったのだろう。 私の体の震えが収まるまで、堂本は身動きせず、 ただ優しく包み込んでくれていた。 ようやく気持ちも少し落ち着いて、 堂本の体をそっと押しやって、堂本に向き合った。 「これが狙い・・?」 戸山さんとの情事の後に 私を捕まえる計画。 私に協力すると言った時から、 ここまでのシナリオができていたの・・? 「・・そうですね。 俺の想いを上書きしてもらおうと思ってたけど・・。 この状況じゃ、手、出せねーな・・」 素直に認めて、残念そうに言う堂本が可笑しくて、 私も少しだけ笑った。 たとえ、堂本の計画が、私をここで落とすものだったとしても、 抱きしめられた時に感じた、 堂本の冷え切った体はウソじゃない。
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