MISSION 3 (4)

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「どうぞ」 友田は8時を過ぎた頃、 家にやってきた。 モニター付きのインターフォンで確認してから、 1Fの入口を開ける。 そして、1分も経たないうちに、私の部屋のチャイムがなる。 この3年間変わることなく、 習慣のようになっていた。 友田と会っていたのは、 週に一度程度、 この部屋でだけ・・。 二人で並んで出掛けたこともなく、 友田が、上司の顔を緩めるのは、 この部屋だけだった。 「お疲れ様」 ゆったりとした笑顔で、優しい口調。 こういう関係になる前も上司として尊敬していた。 前の彼氏と別れた寂しさを埋めてくれたのは友田で、 はじめに関係を迫ったのも、 ここまで離れられなかったのも 私の方だった。
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