one night Ⅱ

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「…そうだな、性格はなかなか変えることはできないだろうけど、状況は変えることが出来るんじゃねーの?」 「状況?」 首を傾げると、男はじわりと私に近づいてきた。 「だから、お姉さん、ここにいるんだろ?」 「え?」 男の瞳の奥が鈍く光り、一気に妖艶なオーラを放つ。 な、何で、急に変わったの!? そして、私が抱えていたクッションを取り上げて、ポンと放り投げた。 「え?え?何?」 唐突に変わってしまった態度に戸惑う。 近づいてくる男に気圧され後ずさるが、すぐに背中にソファーの手摺が当たり、動けなくなる。 「やろうよ」 「--ッ!!」 ストレートだな!オイ!! ボッと火が付いた様に顔が熱くなった。 恥ずかしくて、手の甲で顔を隠す。 「やっぱり、お姉さん、可愛いよ…」 色っぽい笑みを見せると、男は両腕で私の顔を挟んで囲ってしまう。 ・
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