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そこへまた、私の上に跨る男。
「待って!せめて、シャワーだけでも浴びさせて」
「無理」
「無理って!ちょっと、待っ…んぐ!」
覆いかぶさり、またも言葉をキスで口を塞ぐ。
私の身体を押さえつけながら、抗う私に構わず、どんどん服を脱がそうとする。
シフォンのブラウスはボタンを引きちぎるように前を全部はだけさせ、ブラジャーはフロントホックを外され、中途半端にぶら下がる。
「いいの、見つけた」
男は楽しそうに微笑むと、解けていたシフォンブラウスのリボンタイを私の首元からするりと取り、ピンと両手で張った。
それを見てすぐに何をするつもりか察知して、ハッとする。
私は慌てて身を反転して、逃げようとした。
が、時すでに遅し。
「だから、逃げられないって」
「ああ!」
仰向けになった身体を上から押さえられ、後ろ手に両手を掴まれる。
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