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今日は、医療業界の大きなシンポジウムとパーティーがグランドシーホテルで行われる。
我が社の研究チームが深く関わっている関係で盛況に見せたいらしく、本来総務課がこのような場に来ることはないが、さくら要員として来る羽目になったのだ。
「めんどくさぁ…」
「ちょっと！上司がそんなこと言わないで下さいよ」
重い身体を引きずるように会場に向かいつつボヤく。
「だって、これって仕事じゃないんだもん」
「何、言ってるんですか。タダで飲み食いできる歴とした仕事です！」
「ﾊﾊﾊ！さすが堀ちゃん！」
ケラケラ笑っていると後方から声がする。
「おーい！こっちだ、こっち！」
見れば、荒木課長が私達に向かって手招きして呼んでいた。
隣には小野寺もいて、イケメン二人が目立っている。
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