眠れない夜に  one night side H #2

1/18
2892人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ

眠れない夜に  one night side H #2

「まあ、でも、小野寺さんや課長は私の中では大丈夫な人達ですね」 「大丈夫な人?」 「私、基本的に男嫌いなんで」 「え!?それって…」 「……違います。そっちの趣味はありませんよ」 目を細めて、速攻否定。 係長は申し訳なさそうに苦笑いをして、小さくなった。 「まあ…自分で言うのもなんですけど、この見てくれで、苦労せず男は寄ってくるので」 「だろうねぇ」 うんうんと頷く係長。 こんなこと言って嫌味と受け取らないから、係長と話すのは気が楽だ。 「で、付き合ってはみたものの、男に幻滅するばかりで…」 「だけど、その中で良い人もいたでしょ?」 「いないです。だって、一番良いと思った人は、最後にはストーカーに成り下がりましたから」 「ええっ!?」 目をパチクリさせて、係長は驚きの声を上げた。 「お陰で、男が心底嫌いになりました」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!