え?なになに?それは豆腐じゃない?むしろ鉛筆?

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僕の名前は山田太郎。 嘘です、鈴木福です。 嘘です、すいません。 本当の名前は鈴木太郎です。 これは本当です。 いきなりですいませんが愚痴らしてください。 ここ最近僕は非常に変な夢を見ます。 それも連続で。 毎晩毎晩変わった濃い内容の夢を見ます。 ある時は偉人の名前をした登場キャラが魔王と戦ったり。 ある時は同級生にふんした魔王を倒したり。 またある時はケチャップ軍とマヨネーズ軍に分かれた世界を新たな派閥、オリーブオイル軍で蹴散らしたり…… 本当につかれているのかとても変な夢を見ます。 ちなみに僕は変態ではないです。 変な夢を見るだけで変態ではないです決して。 ただ時折ブラジャーの紐が気になる程度です。 決して変態なんかじゃありません!!! まぁそんな僕なんですが高校生です。 今はなんと絶賛朝です。 もう気持ちいいくらいの朝です。 時間は9時前です。 はい、遅刻、いえい。 もうどうにでもなれって感じです。母親はまだ寝てるみたい。僕は一旦落ち着き、制服に着替えカブト虫を頭に乗せて学校へ行く準備を済ませました。 この頭に乗っているカブト虫は相棒の戸松遥です。 声優さんとはまるで関係がありません。 アスナなんて好きじゃありません。 僕はいい加減家を出ようとドアノブに手をかけ外へと飛び出しました。 するとそこは何故か火の海でした。 「いやなんで?」 本当に火の海でしたありがとうございます。 誰がなんと言おうと火の海です。 僕の頭の上の戸松遥も突然の出来事すぎてキョトンとしています。 そして更に驚くべき事が起きました。 それは家の扉を開け火の海と化した僕の街に驚きを隠せずにそれでも尚家の外へと一歩足を踏み出したその時でした。 爽快なびゅんっという轟音と共に僕の頭スレスレに通過した謎のレーザー。 そのレーザーのおかげで約二週間僕と共に人生を歩み寄った戸松遥は一瞬にして灰と化しました。 「と、と、戸松遥ぁぁぁ!!!!」 僕は声にならない声をあげました。 こんなに、泣き叫ぶなんてあの議員のようでした。
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