え?なになに?それは豆腐じゃない?むしろ鉛筆?

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僕はカブト虫もとい戸松遥を失った悲しみにその場で泣き崩れていると1人の真っ黒のローブを着た男が火の海と化した街から突如現れ僕に近づいてきました。 「どうだ、少年。大切なものを失う悲しさは、守れなかった悔しさは!!辛いだろ?自分の非力さが憎いだろう!!しかし、そこで止まってはいけない。弱者はそこで止まってしまうしかし、強者はここで挫けずに前に進まないといけない!!それがどんな苦行な茨の道でも!!どんなに卑劣な邪念な心でも!!正面から立ち向かいねじ伏せろ!!!」 黒ローブの男は熱苦しい感じ僕に何かを諭しにかかってきました。 しかし、正直な感じ…… 「すいません、興味ないです」 これが僕の率直の意見だった。 あまり思い入れのないカブト虫を木っ端微塵にされたところで挫折や憎しみは愚かそんな悔しさとかが微塵も湧いてこない。 むしろわいてるのはこの黒ローブの男の頭だと思う。 「え、まって?あのカブト虫君の大切な相棒とかじゃなかったの?」 「いえ、昨日道に落ちてたやつです」 「あっ……そう」 「てゆうかなんなんですか?街を火の海に変えたのもあなたですか?」 「そ、そう!!君はこの街を見てどうおもう!!」 やけにくいついてきたなこの人。 多分この質問からの会話はフラグなんでしょう。 だが、僕はこいつに構ってる暇なんてない。 火の海だろうが、なんだろうが僕は今遅刻をしている。急がねばならない!! 「あー、火の海ですね、はい、終わり」 「さっきからなんなの!?」 「こっちの台詞だ」 僕はもう構ってあげている時間もなかったので黒ローブの男に玄関先に置いてあった祖父の様なもので黒ローブの男をひたすら殴り続け黒ローブの男、祖父のようなものの両方の反応が消えたところで急いで学校へと向かった。
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