Stage0

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突然彼女に別れを告げられた。僕は理由を聞こうとしたがあと一歩のとこで踏み止まった。 何故なら、いつも僕の前では笑顔を絶やさずにいてくれた彼女が今にも泣き出しそうだったからだ。 だから、僕は何も言わずに優しく微笑みながら首を縦に頷いた。 彼女は今できる精一杯の笑顔で「ありがとう」と一言呟いた。 そして、その笑顔と言葉を最後に彼女は僕の前から姿を消した。
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