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「…ん?あー…すごい。」
何げなく開いたページには世界初の快挙と書いてある記事があった。
「なにが?」
愛佳が私のとこへ来て新聞を覗きこんだ。
「へぇー。世界を救うプロジェクト。貧困の子供たちに救いの手を…か。」
どうやらこのプロジェクトは世界の貧困を少しでも無くすというものらしい。
「確かに、貧困はひどいからね。私も資料を見たことあるけどあの身体は見てられないよ。痩せすぎて骨が見えるもん。」
私は栄養士の資格も持っている。
大学で世界の子供たちがどういう状況にいるか資料を見た。
…そこにはなんとも言えない悲惨な状況だった。
「こういう人がいたら世界は変わるのかな…」
ぽつりと呟いた言葉はすぐに消えた。
「それよりその人名前は?」
愛佳に言われて見てみると。
「えーと、名前は…」
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